空き家問題に対する司法書士の役割
2025/01/15
全国で空き家問題が深刻化しています。特に地方では、若い人が都市部に移住する傾向が強く、過疎化が
進むことにより住宅の需要が減少し、空き家が増加します。
また、高齢者が亡くなった後、都市部と比較して不動産価値が安価なため、相続された家が放置される
ケースが多く、これも空き家の増加の原因の一つとなっています。
空き家問題の深刻な影響としては、まず第一に地域の活力が失われ小規模な店舗や商業活動等のコミュニ
ティの結束が弱まります。また、空き家が犯罪の温床となることもあり、地域の治安にも悪影響を及ぼすこと
があります。さらには、地域の景観が損なわれ、住民の生活環境の悪化にも繋がっています。
司法書士は、この問題について、登記手続きを通して所有者の確認や相続等の移転をトータル的にサポート
できます。また、空き家の管理や処分に関する法律的なアドバイスを提供し適切な手続をご案内することも
可能です。ですが、この問題について対処するには、法律の知識のみならず、地域の特性や経済状況等も関わ
るため、幅広い知識が求められます。また、地域の行政や団体との連携が不可欠となります。
司法書士は、この空き家問題に適切に対処すべく研修やセミナーを通して、多角的な角度からの解決方法に
ついて知識を深めております。是非、専門家である司法書士にご相談ください。